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日本共産党 |
2003年11月4日
日本共産党 |
新たなサリドマイド被害の防止策に関する公開質問状への回答 |
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1. |
サリドマイドの管理と使用に関する公的なガイドラインを早急に策定すべきと考えますか? |
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新たな被害を起こさないために、サリドマイドの管理と使用に関する公的なガイドラインを速やかに策定すべきです。過去に深刻な薬害被害を引き起こしたサリドマイドが近年大量に個人輸入され、何ら規制がないまま使用が広がっている事態は、このまま放置すれば再び薬害が起こりかねない重大問題と考えます。日本共産党は、政府に対し直ちに取り扱いの規制措置をとるよう求めています(5月13日 参院厚生労働委員会)。ひきつづき早期実現を迫ります。 |
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2. |
行政は、現行の薬事法の範囲内で実施可能な被害防止策を積極的に講ずるべきと考えますか? |
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積極的に被害防止策を講ずるべきです。サリドマイドは未承認薬ですが現に国民の間で広く使われている実態があり、厚労省は適正な使用のための規制措置をとり、安全を確保する責任があります。毒劇物と同様に厳しい管理の対象にするなど、現行法の範囲内でも出来ることを直ちに行うべきです。 |
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3. |
現行の薬事法では、未承認薬の管理や使用についての規定がありませんが、新たな被害防止のために薬事法の改正を検討すべきと考えますか? |
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未承認薬の管理や使用にあたり、安全を確保するための規制措置を検討すべきと考えます。 |
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以上 |
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保守新党 |
【公開質問状に対する回答】 |
平成15年11月5日
保守新党 |
厚生労働省は、悲惨な薬害を引き起こしたサリドマイドに関し、実態を調査し、医療機関に適正な管理の徹底を指示すると同時に、本年度中に安全な使用を促すためのガイドラインづくりに着手する方針です。保守新党としては、厚生労働省のこの対応を積極的に支持いたします。
また、貴法人の主張されるごとく、新たなガイドラインが作成されるまでは、現行法の薬事法の範囲内で実施可能な被害防止策を講ずることは当然であると考えます。
また現行薬事法では、未承認薬の管理や使用についての規定がありませんが、薬事法の改正に当たっては、この規定が盛り込まれるよう検討すべきだと考えます。 |
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社会民主党 |
03.11.5
社会民主党 |
新たなサリドマイド被害の防止策に質問状・回答 |
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1. |
サリドマイドの管理と使用に関する公的ガイドライン早期策定について |
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早期策定に取り組むべきです。 |
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2. |
現行薬事法の範囲内で被害防止策を講ずることについて |
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次善の選択として、管理・使用について、医療従事者に明確な責任を課す必要があります。この観点から、毒薬指定を含めて検討が急がれるべきです。 |
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3. |
薬事法の改正について |
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未承認薬の厳格な管理や適正使用および患者に対する説明責任等を義務付ける薬事法の改正は必要と考えます。 |
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自由民主党 |
平成15年11月5日
自由民主党政務調査会 |
貴会のアンケートについてお答えいたします。 |
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(質問1) |
サリドマイドの管理と使用に関する公的なガイドラインを早急に策定すべきと考えますか? |
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(答) |
サリドマイドに関する健康被害は二度と起こしてはならないものと考えますが、他の治療方法では効果が期待できない患者さんにとっては必要な治療手段でもあると聞いています。
その様な状況においては、サリドマイドを使用する医師がサリドマイドを安全に使用するためにはサリドマイドの管理と使用に関するガイドラインが必要です。
現在、厚生労働省がサリドマイドを使用する医師の多くが所属する関係学会の協力を得てガイドラインを作成すると聞いていますので、そのような取り組みが速やかに進み、ガイドラインに沿って医師が安全にサリドマイドを使用することとなるよう望んでいるところです。 |
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(質問2) |
行政は、現行の薬事法の範囲内で実施可能な被害防止策を積極的に講ずるべきと考えますか? |
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(答) |
疾病の治療等については、できるかぎり薬事法上承認された医薬品が使用されることが望ましいと考えます。サリドマイドは未承認薬であることから、薬事法に基づく使用方法等の規制を行うことは困難であると考えますが、行政として実行可能な対策は実施すべきと考えます。 |
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(質問3) |
現行の薬事法では、未承認薬の管理や使用についての規定がありませんが、新たな被害防止のために薬事法の改正を検討すべきと考えますか? |
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(答) |
サリドマイドのような未承認薬については、他の治療方法によって十分な治療効果が期待できない患者さん及び担当する医師にとっては必要な選択肢であると考えられるため、例えば、未承認薬の臨床使用を一律に禁止することは、患者さんの利益を考える上でも困難でないかと考えます。
したがいまして、サリドマイドのような未承認薬の使用に関する責任と権利は、当事者である医師と患者さん等に委ねられているものの、治験制度下での使用の推奨、安全な使用のためのガイドラインの整備など、サリドマイドの適正使用のための環境を整備すること等により、現行の薬事業法においても、管理や使用の安全は確保できるのではないかと考えます。 |
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無所属の会 |
取り急ぎ用件のみお伝えします。
私どもの党は、個人個人の考え持った議員たちの集まりで、党議拘束をしておりませんので、いただいたアンケートにはお答えをいたしかねます。
悪しからずご了承下さい。 |
無所属の会
(2003/11/06) |
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民主党 |
アンケートに関する回答 |
民主党 |
ご質問につきましては、以下のようにご回答いたします。 |
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1. |
薬害防止の観点から、管理と使用に関する一定のガイドラインは必要であると考えます。 |
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2. |
実施可能な被害防止策をできる限り講じていくべきであると考えます。 |
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3. |
薬剤の適正な使用と管理の観点から、幅広く検討していきたいと思います。 |
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(2003/11/07) |
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公明党 |
無回答(2003/11/06 17:00現在) |
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2003/11/07
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